長野県松本市の歯科医院、小川歯科クリニック。一般 小児 予防 インプラント 痛くない 削らない 審美 歯科医師・歯科衛生士の求人


TOP > 歯っぴー講座 > たばこ
歯っぴー講座 たばこ

歯っぴー講座 歯科衛生士挨拶 長年の習慣だから」「気分転換になるから」と、いつまでもタバコを吸い続けては身体に悪い影響を与えてしまいます。

では、悪い影響とはどんな事でしょうか?
特に口腔内に関わる事柄を調べてみました。

トリートメントコーディネーター 加藤
歯科衛生士 田水

 

たばこは歯周病の最大のリスク因子です。


喫煙が関係する口腔疾患

歯→歯の早期喪失・歯の着色・充填物や補綴物の着色

歯肉→メラニン色素沈着・急性壊死性潰瘍性歯肉炎・歯肉癌・
    白板症など

歯周病→歯槽骨吸収・付着歯肉の喪失

口唇・口蓋→慢性肥厚性カンジダ症・白板症・口唇癌・メラニン色素沈着
    (妊婦の喫煙:口唇口蓋裂)

舌→口臭・舌癌・黒毛舌・白板症・味覚の減退

口腔底→口底癌

 


喫煙者の口の中の特徴

歯面へのタール(発がん物質)の付着

ニコチンの影響で毛細血管が収縮し歯肉は暗紫色

病気が進行しても出血などの炎症反応が表れにくい

メラニン色素が多く沈着する

歯肉は繊維性でゴツゴツした感じになり肥厚する

特に煙が直接あたる上顎の粘膜では隆起が著しい

角化が進み白斑が表れる

根管治療の予後が喫煙者で劣る

インプラントの成功率も低下

 


喫煙の健康への影響


たばこと歯周病の関係

1980年代の臨床研究から喫煙者と非喫煙者で歯周病の病態に差があることが明らかになってきました。 喫煙者は非喫煙者より歯周ポケットが深く、アタッチメントレベルが大きい等、歯周破壊が進みやすい。また、歯周破壊に比して喫煙者は歯肉出血が少ないことから歯周病の発見が遅れることが指摘されています。

喫煙者では生体が本来もっている免疫の働きが阻害されるため歯周病の進行につながります。歯周組織の微小循環機能障害が起こり、酸素や栄養供給が低下します。また、ニコチンが繊維芽細胞の接着や配列機能を傷害し、 コラーゲン線維の接着力低下を招き創傷治癒機能障害と免疫機能低下による易感染性が指摘されています。更にニコチンが骨吸収を促進し骨再生を遅延すると考えられています。

喫煙者は非喫煙者に比して4倍歯周病になりやすく、歯周病のリスクは1日の喫煙本数に比例して高まり、歯周病患者の52%が喫煙が原因であると推計されました。

 


受動喫煙について

本人は喫煙しなくても、他人の吸っているたばこの煙(副流煙)を吸い込む事で健康被害を受けることを受動喫煙といいます。

・たばこを吸っている人が吸い込む主流煙よりも、たばこから立ち上がる副流煙の方が毒性が強い。

タール・・・主流煙の3倍
アンモニア・・・46倍
一酸化炭素・・・5倍
ニトロサミン・・・50倍

・受動喫煙した母親から胎児へのニコチンの影響も確認されています。
・乳幼児や未成年者では、受動喫煙の影響は大きく口腔内にもそのサインが見られます。
親が喫煙者だと、受動喫煙で80%近くの子供の歯肉に着色があらわれます。
また、喫煙者が周りにいることで喫煙への抵抗感がなくなり、早期に喫煙を始めてしまう子供が多くみられます。

 


たばこは産まれてくる赤ちゃんにも影響をあたえます

タバコが胎児に与えるメカニズム

①ニコチンの血管収縮作用のため母体から胎児へ流れる血液量が少なくなり、したがって胎児に酸素と栄養が十分送られなくなる。

②タバコの煙に含まれる一酸化炭素が身体のなかに入ると、血液中のヘモグロビンと結合して(一酸化炭素ヘモグロビン;Hb-CO)、ヘモグロビンが酸素を運ぶのを邪魔し、 血液を低酸素状態にする。したがって、胎児も低酸素状態になってします。

妊婦がタバコを吸うたびに、胎児はビクンと一瞬呼吸が止まり窒息状態になります。そのため、死産、早産、自然流産、奇形児や低体重児出産の可能性が高くなってしまうのです。 妊婦自身が吸わなくても、夫や家族が吸っていて受動喫煙にさらされていれば、同じように危険性が増します。

 


今禁煙を始めれば…

あなたの時間を取り戻すことができます。

 8時間     動脈中に血栓ができにくくなる。

24時間     心臓発作のリスクが激減。

48時間     味覚・臭覚が戻り、口臭体臭が消失。

 2週間     咳が解消し、薬剤の代謝が正常に。

数週間     本来の炎症反応がでる。

 3ヶ月     歯肉炎の炎症速度が遅くなり、口内炎の白色病変が消失。

 9ヶ月     流産や妊娠中の合併症の危険が下がる。

  1年     心疾患への危険性が50%に減少。歯肉の線維化やロール状の肥厚が消失。

18ヵ月     肺の中のタールや有害物質が浄化される。

  数年     歯肉のメラニン色素沈着の減少。

  5年     口腔癌・咽頭癌・食道癌・肺癌の確立が半減。

 10年     肺癌のリスクが30%~50%になる。

 15年     心疾患のリスクが非喫煙者と同じになる。